専用の踏台(脚立)
専用の踏台といって思い出すものに「脚立」がありませんか?実は、脚立による災害は、結構発生しているのです。脚立の使い方を誤ると、脚立も「危険」なものになってしまいます。
第1に、脚立は「作業床」ではないということです。はしごの仲間で、その上で作業するものではなく、手を届くようにする「足がかり」です。脚立上で作業を行う場合は、はしごの場合も同様ですが、墜落防止のための措置が必要です。
第2に、脚立の「天板」には乗らない、天板の下2段目くらいまでにして、天板等で身体を支えるという感覚で使用してください。また、天板を跨いだ使い方も好ましくありません。
第3に、4つの脚を全て接地して安定を確保しておくこと、ガタガタした状態で使用しないことです。脚立からの転落事故の原因の大部分はこれです。
第4に、開き止め金具がついていますから、しっかりと固定してください。
2020/07/10 ( 文責 : 丸山ひろき )