相手(部下)を動かす指示について考える (3/3) …… 受講の感想 ……

 行動については「人は所属する組織の目的に合意し、 それを達成するために、その時、当然に行うべき行動を指示されたとき、自己の成長につながる内容であればなおさら、強い動機付けが得られ、実行される。」ということを理解しました。 喜び
 上司が指示したことを、その期待通りに部下が実行しなかった場合、学んだ事項の中の何かが欠けているのだと考えてみればよいと思います。
 労働災害防止のために必要な行動を指示するとき、「災害ゼロ」がその組織の全員が共感する重要な目標の一つであり、その指示された行動が、当然にその時必要とされるものであり、指示内容が双方に相違なく共有され、かつ、その指示が、自分に対して行われたことの意味(成長への期待、能力発揮への期待等々の積極的なもの)を理解し、行動が事故防止の実現に直結するものであり、自分が関与して組織の目標が維持、実現するという喜びを感じてもらえるものであること等によって指示が期待通りに実行されるのだと整理できました。 思いやり
 最後に、改めて次のような言い方をすると、せっかく教えていただいたことが水泡に帰してしまうかもしれませんが『上司の日々の心構えの基本は「個々の部下への思いやり」、すなわち「愛を忘れないこと」なのだ』と改めて感じた次第です。(戻る)

2021/12/09  (  文責 : 丸山ひろき )